■ 45分遅れでフィレンツェに着いた
イースターの前日ということもあり、街は観光客であふれていた。
どこを歩いても人、人、人だ。
それでも、街の雰囲気は落ち着いている。
ローマとはまた違う空気が流れていた。
■ ヴェッキオ橋へ
フィレンツェで最も有名な橋、ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)へ向かった
アルノ川に架かるこの橋は、1345年に再建された最古の橋だ
橋の両側に金細工や宝飾品の店が立ち並ぶ、世界でも珍しい構造をしている
かつては肉屋が並んでいたというから、歴史の重みを感じる
実際に渡ってみると、橋の上がそのまま商店街になっていた
金細工の輝きと、川の流れと、観光客の喧騒
不思議な場所だった

■ 革製品の街を歩く
フィレンツェは革製品で有名だ
街を歩くと、至るところに革製品の露店や店舗が並んでいる。バッグ、財布、ベルト、手袋。
本革の匂いが漂う路地を歩くのは、それだけで気分が上がった
店に入り、ベルトを一本購入した
品質は申し分なかった。非常に満足だ
■ インスタグラマーの店で、本格的な昼食
フィレンツェで昼食を取ることにした。
料理修行をしながらイタリアの食を発信しているインスタグラマー「Shu」さんのお店があると、息子の誘導で訪ねてみた。
本人には会えなかったが、昼間から満足のいく食事ができた。
フィオレンティーナを注文した。
フィレンツェ名物の巨大なTボーンステーキだ。そのボリュームには驚いた。価格は1kgあたり59ユーロ。
食べごたえは十分すぎるほどだった。

エビのクリームリゾットも頼んだ。ようやくご飯ものにありつけた。米は偉大だ。

妻はアーティチョークのスパゲティを選んでいた。グルテンフリーとは縁遠い一品だが、彼女は満足そうだった。
真昼間から3人でワイン一本空けてしまった。私以外はケロッとしている。
■ サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂へ
食後は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の周辺を散策した。
ワインを飲んだためやや足取りは重い。
イースターの時期ということもあり、周辺は観光客でごった返していた。
それでも、あの巨大なドームを目の前にすると、人の多さも気にならなくなる。どうやったらこんなものが建てられるのか。
ローマのコロッセオと同じ問いが、また頭に浮かんだ。

タバコを吸っている人が、あちこちにいた。
喫煙場所という概念がないのか、歩きながら、カフェの前で、どこでも気にせず吸っている。
犬も至るところにいた。
レストランの中にも犬が入ってくる。
レストランのトイレの洗面台で歯を磨いている女性もいた。悪びれる様子もなく、当然のように磨いていた。
どこを見ても、何を見ても新鮮だった。
■ ホテルに戻り、駅周辺を探索
フィレンツェからローマへ戻り、ホテルへ。
荷物を置いてから、テルミニ駅周辺のスーパーマーケットを覗いた。
現地の食材を見ていると、その国の生活が少し見えてくる。
一応ぽん菓子らしきものが売ってあった。

夕食は、駅周辺を歩いて探した。
結局、またピザになった。自分はピザを頼まず少し食べさせてもらう程度だ。
グルテンフリーの人間が、2日連続でピザを食べている。

仕方がない。選択肢がないのだから。
ホテルの部屋に戻り、ビールを一本開けた。
疲れていた。でも、充実していた。こういう疲れは嫌いではない。
2日目が終わった
コンビニなし、自販機なし、遅延あり、ピザあり、小麦粉製品だらけの食事。
それがイタリアだ
不便さの中に、どこかのどかな空気が流れている。「まあ、いいか」と思わせる何かが、この国にはある
次回は3日目、ローマ最終日の話を書く


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